積読が山脈でござる🍀

拙者、四児母オタク主婦。積読本記録と妄想感想文でござる。育児や教育の本が多いです。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『フィリップ・マーロウの教える生き方』レイモンド・チャンドラー著、マーティン・アッシャー編、村上春樹訳

表紙に一目惚れ買いです。 喫茶店でコーヒーを飲みながら探偵マーロウを読む。 うむ、良い。かっこいい。 (結局寝かしつけ後にお家で読んでますが、それもまた良し。) 概要 掲載されていなかった名言 瞳の色がdarkになる シャーロック・ホームズへのリスペ…

『ルバイヤート』岩波文庫 オマル・ハイヤーム作 小川亮作訳

アホなのはもういいんだ、でもアホな上に頑張ってない自分は好きになれないんだ! 子どもの発達上大切なことは分かっていても 「わあ!〇〇ちゃんすごいね~!ママ嬉しいな~!」 と褒め褒め攻撃4人分言ってると辛い日もあるんだ! 薄い詩の本ならサクッと読…

『一房の葡萄』の先生はボブヘアかショートカットか?

久しぶりに有島武郎『一房の葡萄』を読み直しました。 先日息子の問題集に出題されまして、 (私も昔問題に出てたなぁ) と思い出し、岩波文庫版を買ってみたのでした。 大変懐かしい気持ちになりました。 あらすじ 横浜英和学園と有島武郎 色にこだわり 先…

『新・基本保育シリーズ2 教育原理』中央法規出版

20200909 保育士や幼稚園教諭などの保育者に必要な基礎知識をまとめた教科書です。 数冊見比べて見やすいものを選びました。 私はよくなぜ子供たちにこれを教えているのかを考えます。 なぜ国語・算数・理科・社会が軸なのか。 子供にどうなって欲しくてこれ…

『窓ぎわのトットちゃん』withちひろ美術館写真

20200907 友人のすすめで『窓ぎわのトットちゃん』を読んでみました。懐かしい〜!小学生の時以来です。昨年ちょうど「安曇野ちひろ美術館」に行ったのでその写真も載せてみました。 【『窓ぎわのトットちゃん』とは】 【黒柳徹子さん】 【あらすじ】 【私的…

岩波文庫大収穫!

古書店に行ったら岩波文庫がたくさん! 全部1冊100円〜200円くらいでホクホクです♪ ところで私は「子供に教える」が大きなテーマなので「教育」とタイトルに付いてると買いたくなります。 ちょうど幼児教育の父と言われるフレーベルの本を探していまして、 …

『哲学用語図鑑』田中正人著

20200910 マイお助けアイテムです。 分からない事があったらこれで調べます。 かなりひんぱんに開きます。 古代から現在までの哲学者とその考え方のキーワードを分けて説明してくれています。 例えば… プラトンと プラトンの「イデア」は別ページです キーワ…

『ペストの記憶』&『ペスト』比較。ダニエル・デフォー著

せっかく両方購入したので比較してみようと思います。 『ペストの記憶』武田将明訳 『ペスト』平井正穂訳 どちらもダニエル・デフォー『A journal of the plague year』(1722)の完訳です。 【『ペストの記憶』&『ペスト』比較】 〈新旧〉 〈値段〉 〈装丁…

Yet I alive!『ペストの記憶 100分de名著テキスト』武田将明著(2020年初版)

デフォーtheモンスター! 書かれたペストについても怖かったのですが、それよりもデフォー自身の混沌とした怪物的生命力がギラギラと輝いていました。 ”Yet I alive!”「それでもぼくは生きている!」と。 【著者プロフィール】 【『ペストの記憶 100分で名著…

岩波書店沼へようこそ『読書術』加藤周一著(1962年初版)

今週のお題「読書感想文」 「西洋とはキリスト教的なヘブライズムとヘレニズムとの出会う場所であった」 私が岩波書店沼(?)に足を踏み入れたのは、この本でこの一文に出会ったからです。 加藤周一は「第一に聖書であり、第二にギリシャ思想を代表するいく…

読書用文鎮は南部鉄器のアマビエ様(南部鉄器工房 及富 様)

こちらは岩手県ご出身でいらっしゃる南部鉄器のアマビエ様です。 我が家の子供たちは、あの甘い黒煮豆が大好きです。 お正月でなくともよく作ってとリクエストを受けます。 黒豆は鉄と一緒に調理するとより黒くなる性質があるそうで、そのためにアマビエ様を…

『読んでいない本について堂々と語る方法』を読まないで語ってみる(ピエール・バイヤール著。原書初版2007年)

なんてずるくて魅惑的なタイトル! 素敵すぎます、もうぜったい熟読する(笑) ということで、まずは『読んでいない本について堂々と語る方法』を読まないで語ってみようと思います。 以下妄想です(о´∀`о) 読んだ内容のほぼ全ては2週間後には忘れてしまう。…

『本を読めなくなった人のための読書論』若松英輔著(2019年初版)

言葉は、多くを読むことよりも、深く感じることの方に圧倒的な意味があるからです。 ソーダ水のような清涼感ある読後です。 シュワシュワと爽やかに癒されます。 本をたくさん読んでいた人が、いつの間にか本が読めなくなってしまう。 そんな心もとない寂し…