積読が山脈でござる🍀

拙者、四児母オタク主婦。積読本記録と妄想感想文でござる。育児や教育の本が多いです。

2020年12月に読んだ本

↑12月初めに読みたかった本。 2021年は1ヵ月に1本、その月の読了本をまとめる記事を書きたいです。 2020年12月読了 『デカルト氏の悪霊』 デカルト氏の悪霊 (プチ哲学 Les petits Platons) (プチ哲学Les petits Platons) 作者:ジャン・ポール・モンジャン 発…

自分メモ『サピエンス全史』の目次

たいへん面白かったので自分用にメモです。 以下、目次です。 節ごとに要約していけたらいいなと思っています。 それにしても章立てタイトルだけで普通に面白そうです。 第1部 認知革命 第1章 唯一生き延びた人類種 第1節 不面目な秘密 第2節 思考力の代…

『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー著、村上春樹訳

朗読だとわかりにくいところもあったので文庫本も購入しました。 オーディブルの朗読メインで、黙読も加えつつ読了。 早乙女太一氏の素敵ボイスのおかげもあり、聞き応えがありました。 ネタバレのないよう、他文学作品の作品内引用について書いてみたいと思…

『フィリップ・マーロウの教える生き方』レイモンド・チャンドラー著、マーティン・アッシャー編、村上春樹訳

表紙に一目惚れ買いです。 喫茶店でコーヒーを飲みながら探偵マーロウを読む。 うむ、良い。かっこいい。 (結局寝かしつけ後にお家で読んでますが、それもまた良し。) 概要 掲載されていなかった名言 瞳の色がdarkになる シャーロック・ホームズへのリスペ…

『ルバイヤート』岩波文庫 オマル・ハイヤーム作 小川亮作訳

アホなのはもういいんだ、でもアホな上に頑張ってない自分は好きになれないんだ! 子どもの発達上大切なことは分かっていても 「わあ!〇〇ちゃんすごいね~!ママ嬉しいな~!」 と褒め褒め攻撃4人分言ってると辛い日もあるんだ! 薄い詩の本ならサクッと読…

『一房の葡萄』の先生はボブヘアかショートカットか?

久しぶりに有島武郎『一房の葡萄』を読み直しました。 先日息子の問題集に出題されまして、 (私も昔問題に出てたなぁ) と思い出し、岩波文庫版を買ってみたのでした。 大変懐かしい気持ちになりました。 あらすじ 横浜英和学園と有島武郎 色にこだわり 先…

『新・基本保育シリーズ2 教育原理』中央法規出版

20200909 保育士や幼稚園教諭などの保育者に必要な基礎知識をまとめた教科書です。 数冊見比べて見やすいものを選びました。 私はよくなぜ子供たちにこれを教えているのかを考えます。 なぜ国語・算数・理科・社会が軸なのか。 子供にどうなって欲しくてこれ…

『窓ぎわのトットちゃん』withちひろ美術館写真

20200907 友人のすすめで『窓ぎわのトットちゃん』を読んでみました。懐かしい〜!小学生の時以来です。昨年ちょうど「安曇野ちひろ美術館」に行ったのでその写真も載せてみました。 【『窓ぎわのトットちゃん』とは】 【黒柳徹子さん】 【あらすじ】 【私的…

岩波文庫大収穫!

古書店に行ったら岩波文庫がたくさん! 全部1冊100円〜200円くらいでホクホクです♪ ところで私は「子供に教える」が大きなテーマなので「教育」とタイトルに付いてると買いたくなります。 ちょうど幼児教育の父と言われるフレーベルの本を探していまして、 …

『哲学用語図鑑』田中正人著

20200910 マイお助けアイテムです。 分からない事があったらこれで調べます。 かなりひんぱんに開きます。 古代から現在までの哲学者とその考え方のキーワードを分けて説明してくれています。 例えば… プラトンと プラトンの「イデア」は別ページです キーワ…

『ペストの記憶』&『ペスト』比較。ダニエル・デフォー著

せっかく両方購入したので比較してみようと思います。 『ペストの記憶』武田将明訳 『ペスト』平井正穂訳 どちらもダニエル・デフォー『A journal of the plague year』(1722)の完訳です。 【『ペストの記憶』&『ペスト』比較】 〈新旧〉 〈値段〉 〈装丁…

Yet I alive!『ペストの記憶 100分de名著テキスト』武田将明著(2020年初版)

デフォーtheモンスター! 書かれたペストについても怖かったのですが、それよりもデフォー自身の混沌とした怪物的生命力がギラギラと輝いていました。 ”Yet I alive!”「それでもぼくは生きている!」と。 【著者プロフィール】 【『ペストの記憶 100分で名著…

岩波書店沼へようこそ『読書術』加藤周一著(1962年初版)

今週のお題「読書感想文」 「西洋とはキリスト教的なヘブライズムとヘレニズムとの出会う場所であった」 私が岩波書店沼(?)に足を踏み入れたのは、この本でこの一文に出会ったからです。 加藤周一は「第一に聖書であり、第二にギリシャ思想を代表するいく…

読書用文鎮は南部鉄器のアマビエ様(南部鉄器工房 及富 様)

こちらは岩手県ご出身でいらっしゃる南部鉄器のアマビエ様です。 我が家の子供たちは、あの甘い黒煮豆が大好きです。 お正月でなくともよく作ってとリクエストを受けます。 黒豆は鉄と一緒に調理するとより黒くなる性質があるそうで、そのためにアマビエ様を…

『読んでいない本について堂々と語る方法』を読まないで語ってみる(ピエール・バイヤール著。原書初版2007年)

なんてずるくて魅惑的なタイトル! 素敵すぎます、もうぜったい熟読する(笑) ということで、まずは『読んでいない本について堂々と語る方法』を読まないで語ってみようと思います。 以下妄想です(о´∀`о) 読んだ内容のほぼ全ては2週間後には忘れてしまう。…

『本を読めなくなった人のための読書論』若松英輔著(2019年初版)

言葉は、多くを読むことよりも、深く感じることの方に圧倒的な意味があるからです。 ソーダ水のような清涼感ある読後です。 シュワシュワと爽やかに癒されます。 本をたくさん読んでいた人が、いつの間にか本が読めなくなってしまう。 そんな心もとない寂し…

5分で『はみだしの人類学 ともに生きる方法』松村圭一郎著(2020年初版)

面白かったです! よかった!よかったですー! 先日の『スマホを捨てたい子どもたち』といい、人類学、かなり熱いです。 著者の大学の講義聴いてみたいなあ。 何が面白かったか 文化人類学と哲学なら、まだお話に共通点がありそうでしょう? でも、異文化の…

『言語起源論 旋律と音楽的模倣について』ルソー著(初版1763年ごろ)

積読メモです(`・ω・´)キリッ 表紙概要 ルソーが言語の起源と本質を論じた著作。言語の本質とは情念の表現であり、もとは言語と音楽の起源は同一であったと言う。言語の起源と変遷、諸言語の地理的差異、音楽の起源、旋律、和声の原理と歴史が分析され、南方と…

5分で『スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一著(2020年初版)‥‥は語れなかった。

拙者スマホ大好きでござる心の潤いを捨てたくないでござる!(´;Д;`) スマホでの人間関係に疲れた子供達を慰めるお話かと思ったのですが、 スマホ、特にSNSが連綿と続く人類種の性質に合わない、という内容で、読後ションボリ。 しかしひと晩考えてみて、実…

ブログタイトルとペンネームを変えました

20200828 ブログタイトル (旧)【読書でござる】 (新)【積読が山脈でござる】 ペンネーム (旧)四ツ葉かーちゃん (新)よつば ブログタイトルを変えたのは積読本メモの記事が1番多くなったからで、ペンネームを変えたのはツイッターアカウントネームと…

5分で『ファクトフルネス』。ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド(2019年初版)

20200827 私の最推し癒し本です。 日本語版2回、英語版1回通しました。 下の可愛いわんにゃん写真と同じくらい癒されます、本気です。 基本情報 世界的ベストセラー *1 現実のデータに基づく視点から見た国際問題について、世界は少しずつ良くなっている…

『日本の英語教育』山田雄一郎著(2005年初版)

「平易な会話」の重視や小学校への英語導入といった施策は、現実的な展望に基づいた「政策」の名に値するものなのだろうか。明治以来の日本人の英語・言語観に照らして、英語教育の根幹を問い直す。 目次 前書き 序章 転換期を迎えた英語教育 第1章 英語時代…

『小学校英語のジレンマ』寺沢拓敬著(2020年初版)

複雑な問題をはらんでいる小学校英語をめぐる今後の選択肢 専科教員(英語が専門)が教える 学級担任が教える 必修をやめる 全廃 全廃?!?! 小学校英語を無くす?! とても気になって購入。 2020年4月から小学校で教科としての英語が始まる。 「日本人の…

『スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一著(2020年初版)

そして、現代人の脳の大きさに見合った集団の人数を示す、この「150」と言う数字は、実に面白い数字であることがわかりました。文化人類学者の間で「マジックナンバー」と言われているのはそのためです。 目次 第1章 スマホだけでつながると言う不安 ゴリラ…

『池上彰の「日本の教育」がよくわかる本』池上彰著(2014年初版)

「教育は国家百年の大計」とも言われます。 目次 序章 「日本の教育」について誤解していませんか? 第1章 学校では教えてくれない「教育の戦後史」① 文部省VS日教組 第2章 学校では教えてくれない「教育の戦後史」② ゆとり教育VS詰め込み教育 第3章 教科書 …

5分で『思考の整理学』。外山滋比古著(1986年初版)

ものを考えるとはどういうことか、を考えようとする人にとって、他山の小石くらいに見ていただくことができれば幸いである。 『思考の整理学』読了、面白かったです。 内容が5分で思い出せるように、自分用にまとめてみました。 Ⅰ グライダー 勉強に受け身…

『頭の良い子には中学受験をさせるな 「灘」を超える、東大合格メソッド』稲荷誠著(2014年初版)

その中学受験は本当に必要ですか? 目次の要約 中学受験と言う大きな負担を子供に強いることなく、小学生らしい生活を満喫しながら、東大、京大を狙える、筆者が生み出した「稲荷塾方式」の仕組みを紹介する本です。 第1章では算数・数学教育の理想的なカリキ…

『いちばん得する中学受験』辻義夫、西村則康著(2018年初版)

「宿題は親が取捨選択してあげるのが基本」と覚えておくと良いと思います。 要約 本書における「得する中学受験」とは「お子さんが1番頑張れる方法で、無理なく中学受験を終えられる」ことです。 小さなお子さんの能力やモチベーションそして家計との折り合…

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』宮本毅著(2010年初版)

おはようございます。 今日はこちらの本のご紹介です。 放っておいたら、子どもは勉強しないかもしれない。それならそれで、しかたありません。そういう子どもは、まだ時期ではなかったということです。いつか自分から「学びたい」という意欲がわくまで待ち…

『中学受験は算数で決まる!』西村則康著(2016年初版)

大まかに言うと、国語、社会、理科は平均点あたりに固まり、算数は平均点のずっと上とずっと下に2つの集団ができていることが多いのです。 中学受験での、算数の成績の上げ方が紹介されています。 算数の成績がぐんとアップする塾の使い方、算数を得点源にで…