積読が山脈でござる🍀

拙者、四児母オタク主婦。積読本記録と妄想感想文でござる。育児や教育の本が多いです。

『本を読めなくなった人のための読書論』若松英輔著(2019年初版)

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言葉は、多くを読むことよりも、深く感じることの方に圧倒的な意味があるからです。

 

ソーダ水のような清涼感ある読後です。

シュワシュワと爽やかに癒されます。

 

本をたくさん読んでいた人が、いつの間にか本が読めなくなってしまう。

そんな心もとない寂しい時にそっと寄り添ってくれる本です。

 

本が読めなくなったのは、内なる自分からのサイン。だから、読めない時は、無理をして読まなくていい。読めない本にも意味があるから、積読でもいい。

 

待つ読書、言葉と出会う、本と出会う。

その3つの視点から、読めない時は書いてみたり、ゆっくり読んでみたり、読書断食してみたりと、様々な本と私のあり方を紹介してくれています。

 

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またこの表紙カバーの紙の質感が癒されるのです。

唐草模様?のエンボス加工がされているブルーイッシュグレイのマット紙で、サラサラとした手ざわりが気持ちがいいです。

 

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ほんとうに本を読みたいのであれば、よい本を手にするだけでなく、ひとりの時間を確保しなくてはなりません。

そうそう、育児中はひとり時間がなかなか。

しかし今日は早めに寝てくれたので、ゆっくり読書ができました。