\ウワーッ!/ぬまがさワタリ著作に見るルビの重要性。
生き物好きな方にぜひオススメしたい、
ぬまがさワタリさんの著作です。
有名なのでご存知かもしれません。
\ウワーッ!/
『図解 なんかへんな生きもの』
ぬまがさワタリ著(2017年初版)
Twitterで2016年から発表されていたイラストをまとめた本です。
こちらはKindle Unlimitedでも読めます。
2冊目の本の巻末コメントにも書かれているように少し大人向けだからか、
この本のみルビがありません。
\ウワーッ!/
『ぬまがさワタリのゆかいないきもの㊙︎図鑑』
ぬまがさワタリ著(2017年初版)
よく知られている生き物からそうでないものまで、
オモテの姿とウラの姿のギャップを楽しませてくれる本です。
もちろん可愛く分かりやすいイラストがたっぷり。
アカカンガルーのオスの赤い分泌液についてはびっくりしました。
こちらは実際の動物園さんのカンガルーについてのツイート。
\ウワーッ!/
『絶滅どうぶつ図鑑 拝啓 人類さま ぼくたちぜつめつしました』
ぬまがさワタリ著(2018年初版)
絶滅動物!
古生物学は人類のロマンです。
ちょっとしたところに小ネタがつまっていて楽しい。
ホラアナライオンが
「レリゴー」
「さむくないわ」
って言っててふふっとなります。
生命は過去5億年の間に5回の大量絶滅を繰り返しているという説が有力です。
この本や『サピエンス全史』(ユフス・ノア・ハラリ著)読むと、
人類のあまりの傍若無人。
6回目の大量絶滅の原因は人間…?
と思ってしまいます。
ラスト・ストランディング来ちゃうやん…
\ウワーッ!/
『超図解 ぬまがさワタリのふしぎな昆虫大研究』
ぬまがさワタリ著(2019年初版)
ただの昆虫の本ではありません。
昆虫の図鑑的な本だと思って読むと、
女の子たちの絆にうっかり泣いてしまいます。
(下記は読んだ直後の私の感想です。)
かーちゃん🍀@読書でござる on Twitter: "“オス絶対滅ぼす細菌”ボルバキアが面白かったです。人間が感染したら『大奥』とか『終末のハーレム』みたいな事が起こり得るのか…"
\ウワーッ!/
2巻目以降ほぼ全ての漢字にルビがついている
処女出版の『図解 なんかへんな生きもの』、
大変面白かったのですが、
Kindle Unlimitedでいつでも読めるので
購入には至りませんでした。
本棚が大変な事になるので
出来れば電子書籍で買いたいのです。
(すでに積読で溢れておりますが…)
それが
「もしKindle Unlimitedで読めたとしても、紙の本を買う」
に気持ちが変化したのは
『ぬまがさワタリのゆかいないきもの㊙︎図鑑』からです。
初めて本を開いた瞬間に
「あっ、これは買う…」
購入を決意しました。
膨大な量の手書き文字に
ルビがふってあったからです。
ルビ。ふりがな。漢字の音を表す小活字。
これがあるだけで「みんな使いやすいレベル」、
ユニバーサルデザインのレベルが
ぐっと高くなると私は考えます。
まずは子供たち。
ルビさえふってあれば子供が
「母ちゃん読めなーい」と言ってきても
「辞書引きなさーい」と返せば良いわけです。
たいていの小学校低学年児童は国語辞典は引けても、
漢字辞典は引きたがりません。
読みのわからない漢字は、
彼らにとって外国語と何ら変わらないのです。
その次は日本語を第2第3外国語とする方たち。
日本語は、平仮名50文字だけでは
小学生低学年対象の本しか存在しないのではないでしょうか。
平仮名だけの絵本ももちろん素晴らしいです。
けれど、学術書などの読み応えのある濃い内容の本を読む為の
常用漢字を全て習うには
中学を卒業を待たねばなりません。
もし辞書で引けるように平仮名でルビがふってあれば、
小学生1年生でも読むことが出来るのです。
ルビを必要としない者で、
ルビがうるさくて仕方ないという者は、
あまり居ないのではないかと思います。
また、ルビが全漢字にふってあれば、
漢字を読まずに平仮名を読んでしまい、
漢字を読む力が低くなってしまう…
ということもないと考えます。
ルビは子供達や初学者に、
難しい単語に挑戦する勇気を
与えてくれるものです。
ぜひ学術書や新書に
全文にルビ有りの本が
増えてくれればなぁと思います。