積読が山脈でござる🍀

拙者、四児母オタク主婦。積読本記録と妄想感想文でござる。育児や教育の本が多いです。

『頭の良い子には中学受験をさせるな 「灘」を超える、東大合格メソッド』稲荷誠著(2014年初版)

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その中学受験は本当に必要ですか?

 

目次の要約

中学受験と言う大きな負担を子供に強いることなく、小学生らしい生活を満喫しながら、東大、京大を狙える、筆者が生み出した「稲荷塾方式」の仕組みを紹介する本です。

第1章では算数・数学教育の理想的なカリキュラムを生み出した過程とその説明が描かれています。

第二章は国語、英語教育についてで、巻末資料として稲荷塾式を家庭で試す資料が付されています。

 

筆者、稲荷誠氏について。

高校生の時に将棋のプロを目指して奨励会に在籍。

関西学院大学理学部で漁師力学を学ぶ。

京都大学理学部で数学を学ぶ。

塾講師、予備校講師を経て、現在稲荷宿代表。

著作「驚きの東大合格率 小さな数学塾のヒミツ」

 

灘校を超えるメソッド

灘校は関西で1番の東大京大合格率を誇る中高一貫の男子校です。

それを超えるとは一体どのようなメソッドなのか。

気になって取り寄せました。


こちらの本によると、灘校の教育の強みは演習の多さだそうです。

まず、中学校全数学を中学1年生で終えます。

そして中学2年生で数学ⅠA(高1相当)

中学校3年生で数ⅡB(高2)を終わらせます。

高校1年生ではそれまでの範囲の演習。

高校2年生では数Ⅲ(高3)

高校3年生ではまた演習となります。


稲荷塾方式では、

小学校6年間で中学数学を終わらせます。

中学校1年生で数ⅠA、

中学校2年生で数ⅡB、

中学校3年生で数Ⅲを学習します。

その後高校生1〜3年間はそれまでの演習に全て当てると言うカリキュラムになっています。


確かにこれは小学校から高校3年生までの6年間を一環して考えなければできない学習カリキュラムです。


(今は小中高一貫の私立進学校だとこのようにされてるところもあるのかもしれません。)

 

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ひと言

ふと思うのが、これから子供たちの勉強はどんどんどんどん難しくなっていくのかなと言うことです。

日進月歩の科学技術に合わせて子供全体の学力を上げる場合、習うべき内容はどんどん多く濃くなっていくはずです。

そこをある程度までで留めておくのか、それとも科学技術の進むまま全体の学習の量も増やしていくのか。

他人からの記憶のコピー&ペーストが可能になるのか。

ガンダムニュータイプ的に人間が進化し、より学習が速くなるのか。

どちらにしても、子供たちの将来だけでなく今現在の幸せも考えていかなければと思います。

 

今日も暑くなりそうです。

塩分と水分!塩分と水分ですよー!