『小学校英語のジレンマ』寺沢拓敬著(2020年初版)
複雑な問題をはらんでいる小学校英語をめぐる今後の選択肢
- 専科教員(英語が専門)が教える
- 学級担任が教える
- 必修をやめる
- 全廃
全廃?!?!
小学校英語を無くす?!
とても気になって購入。
2020年4月から小学校で教科としての英語が始まる。
「日本人の英語力向上の切り札」との期待と、「国語に悪い影響」「英語嫌いが増える」などの根強い反対を得て生まれた「小学校英語」のゆくえは? 効果は? 導入までの経緯を検証しつつ、教員の負担やグローバル化への対応など未解決の論点を網羅する画期的な一1冊。
目次
はじめに
序章
第Ⅰ部 小学校英語、これまでの道のり
第1章【第Ⅰ期】小学校英語前史
第2章【第Ⅱ期】「実験」の時代
第3章【第Ⅲ期】模索の時代ー多様性とカオスの小学校英語
第4章【第Ⅳ期】「外国語活動」の誕生日
第5章【第Ⅴ期】教育化・早期化に向けて
第Ⅱ部 小学校英語の展望
第6章 現在までの改革の批判的検討
第7章 どんな効果があったのか
第9章 教員の負担とさまざまな制約
おわりに
年表
参考文献
ひと言
英語教育の動向、大変気になります。
私自身は中学生から筆記体とともに習いました。
(今は筆記体も習わないそうですね)
2020年現在、私の子供達は小学校にて英語を習い始めています。
今までですら詰め込みだとされてきたのに、プログラミングや英語を増やせば、理解のために使う演習時間が少なくなるのは自明です。
詰め込みはならぬ、ゆとりもならぬ。
子供達の適切教育とはなんなのでしょうか。
読み進めていきたいと思います。
ところで少し昔の岩波新書を購入したところ、面白い発見をしました。
昔のカバーはPP加工ですが、今はマットなPP加工になっているのですね。
光沢の違い、写真に写ってますでしょうか?
私自身はマットPP加工の手触りが好きなので嬉しいです。