『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』宮本毅著(2010年初版)
おはようございます。
今日はこちらの本のご紹介です。
放っておいたら、子どもは勉強しないかもしれない。それならそれで、しかたありません。そういう子どもは、まだ時期ではなかったということです。いつか自分から「学びたい」という意欲がわくまで待ちましょう。
本人に任せていたら、希望の上位校には合格出来ないかもしれない。それでいいじゃないですか。「自分から知りたい、学びたい」と思えるような状態でなければ、たとえ上位校に合格できて入学出来たとしても、その後落ちこぼれていくだけです。
1番初めのページに書かれている質問表です。
こちらに興味を惹かれて購入しました。
要点
教科ごとに知っておきたいことでは、国語、算数、理科、社会、応用問題のそれぞれの成績アップのポイントが書かれています。
家庭・塾学習で知っておきたいことでは、志望校合格には学習量を減らすこと、通塾スタートの時期、途中転塾について、子供の褒め方、前例から学ぶ事、親の覚悟、について書かれています。
本書は、お子さんが現在進学塾に通い、順調に成績も伸びて偏差値をコンスタントに60以上キープできていて、特に困っていないと言う方には必要ありません。特に読んでいただきたいのは、次のような方々です。
・お子さんまだ幼く、将来的に中学受験も視野に入れようとお考えの方
・そろそろ塾探しを始めようと思っている方
・現在進学塾に通わせており、お金と時間と労力をかけている割には、お子さんの成績などが伸び悩み、色々とストレスを抱えている方
筆者像
筆者の宮本毅氏は塾講師20年以上の経験を生かし東京は吉祥寺で、中学受験に特化した「アテナ進学ゼミ課程」と言う個人塾を主宰されています。
モットーは「すべての子どもに自発学習を!」。
マイナビでも記事を書かれています。
https://twitter.com/athenaedu/status/1291255609292029952?s=21:アテナ進学ゼミ ツイッターアカウント
http://www.athena-education.com:アテナ進学ゼミ公式サイト
当時受験用通塾させるのをそんなに悩んだのか、そのテーマ関連の蔵書ばかりです。
もっと『スポック博士の育児書』(ベンジャミン・スポック著)や『育児の百科』(松田道夫著)みたいな育児の古典を読んでもよかった気がします。
ただ、育児分野は更新が早いので、読む本が難しいですね…
よろしければこちらもどうぞ。